【SMs6最高・最終2012】対面操作ゲンガーグロス
前シーズンに引き続き、レート2000超えを達成することができたので、その際に使っていた構築を紹介させていただきます。
【構築経緯】
今シーズンは、バシャーモやボーマンダの通りが悪かったので、パーティを一から練り直すことを決意。リザードンやメタグロスが猛威を振るっていたこと、ガチガチな対面構築よりもサイクル志向のパーティが多かったことを鑑みると、サイクルカットができて、尚且つ大抵のポケモンを上から殴れるメガゲンガーが刺さると考え、こいつを軸に構築を組んでみた。
【パーティ紹介】
S3にてレート2100超えを達成した方のパーティを参考にさせていただきました。
パーティコンセプトは、ランドロスやヒートロトムをクッションにしながら、とんぼ返りやボルトチェンジで対面操作をしてメガを通す。相手によっては、ミミッキュを絡めて対面で処理したり、スイクンで起点にして詰ませる、などなど臨機応変な選出と立ち回りをした。
【ポケモン紹介】
ゲンガー@ゲンガナイト のろわれボディ→かげふみ
おくびょう H108 C148 S252
実数値:H149-A*-B100-C209-D115-S200
・主な調整
おにび込みでミミッキュのZシャドクロ耐え
ヘドロばくだんで無振りリザYがステロ込み確定1発
最速
この構築の要となるポケモン。
初手ゲンガー読みをされることが多いので、基本的に初手からは出さず、裏から通すことが多かった。ランドロスやヒトムを交えてうまく有利対面を作れれば、こちらのペースに持っていける。また、面倒な耐久ポケモンをキャッチした後にミミッキュを通したり、おにび展開からスイクンにつなげる動きも非常に強力だった。
きあいだまは、バンギラスがいてもビビらず選出できるように採用したが、ポリ2やゲッコウガに対する最終手段としても打つことが多く、想像以上に役に立ったと思う。
おにび展開、サイクルカット、最後の掃除役、などと役割をたくさん持てる型なので、非常に使いやすく感じた。ただ命中不安技があるので安定性の面でいうと諸説あり。
みなさんも素催眠なんてしないで普通のゲンガーを使いましょう!
ランドロス@オボンのみ いかく
しんちょう H252 A4 B12 D236 S4
実数値: H196-A166-B112 -C*-D143-S112
がんせきふうじ・じしん・とんぼがえり・ステルスロック
・主な調整
無補正CぶっぱリザYのオーバーヒート確定耐え
無補正Cぶっぱカプコケコのめざ氷、オボン込み確定3発
がんぷう一回で最速100族抜き
対面操作役その1。
リザードン入りなどのステロを撒きたいパーティに対して積極的に出す。XにもYにも有利を取れるように特防に厚い型での採用となった。
いかくにより物理ポケモンにも対面では強く出れるので、非常に初手性能が高い。そのため選出する際はほぼ初手で出していた印象がある。こちらの両メガポケモンが不利を取るような相手に軒並み強いので、良いサイクルの潤滑油となってくれた。
オボンの実で場持ちをよくするのもいいが、鬼羽リザやキノガッサのことを考えると、ラムの実もありだなと感じた。
ヒートロトム@マゴのみ ふゆう
ひかえめ H220 C252 D12 S20 ※
実数値:H153-A*-B127-C172-D129-S109
・主な調整
ダウンロード対策でD振り
耐久型の85族を大体抜けるS
対面操作役その2。
鋼タイプやボーマンダに対するクッションとして大活躍してくれた。Dが高い水タイプ以外は、有利不利がはっきりしているポケモンなので交代が読みやすく、交代際にボルトチェンジを通しやすかった。
どくどくはポリゴン2や食いしん坊カビゴンなど、数値で受けてくるポケモンに対して打つ。特に前シーズン終盤あたりから流行したDに厚いラティがよく後投げされるので、交代読みでどくどくを打つことで楽に処理することができた。ゲンガーのたたりめとの相性も良いので、めざ氷より優先度はかなり高い。
ミミッキュ@フェアリーZ
いじっぱり H228 A252 B28
実数値:H159-A156-B102-C*-D125-S116
じゃれつく・かげうち・つるぎのまい・のろい
・主な調整
カプレヒレのドロポンZ超低乱数1発(6.3%)
特化A68メガマンダのおんがえし確定耐え
対面性能の鬼。結局こいつに頼ってしまう。
最初はABミミッキュでの運用を考えたが、どうしても火力不足を感じてしまうので、最低限の耐久と火力を確保するためにHA型での採用に至った。これにより、ゲッコウガの各種Z技をほぼ耐えるぐらいの特殊耐久と、マンダのおんがえしや、陽気メガギャラの1舞たきのぼりを高乱数で耐えるぐらいの物理耐久を確保した上で、Aぶっぱの火力を出すことができる。
のろいは、害悪や起点回避、強引な削りのために採用。
むじゃき H44 A148 B4 C92 S220
実数値:H161-A184-B171-C137-D117-S173
・主な調整
アイアンヘッド+くさむすびでHB特化カバルドンが確定で落ちる
準速メガボーマンダ抜き
脳筋エース枠。
マンダ軸やテテフミミッキュ入りの対面構築に対して選出していく。単純に対面性能が高いだけでなく、ランドロスやヒトムとの相性も割と良いので、どちらかをクッションにしつつメタグロスを通すみたいな動きもできた。
技構成は、僕の大嫌いなカバルドンがあまりにも多かったためくさむすびを採用。カバルドンをメタグロスで簡単に処理できれば、ミミッキュが動きやすくなるので非常に良かった。カバルドンだけでなく、メガギャラや他の水タイプにも打ちたかったため、Dに下降補正をかけてCに多く割いてみた。しかし、これだと対テテフが若干不安になるので難しいところ。
余りでHPに44振っているが、そんなに意味がなかった気がするので、SかAに振っていいかもしれない。
スイクン@たべのこし プレッシャー
ずぶとい H236 B36 S236
実数値:H205-A*-B154-C110-D135-S135
ねっとう・こごえるかぜ・めいそう・みがわり
・主な調整
みがわりがグライオンの無振りじしん確定耐え
最速70族抜き
このパーティの補完枠。
低火力高耐久ポケモンを、みがわりめいそうで起点にしていく。水・妖複合ポケモンでもいいかもしれないが、ここまでで重いテッカグヤやグライオンを一方的に起点にできるのが強みなので採用に至った。場合によってはフシギバナやモロバレルですらこいつの起点だった。
また、ゲンガーのおにび展開から物理ポケモンも起点にすることができる上、熱湯やけどによってたたりめとのシナジーもあるので、ゲンガーとの相性がとても良かった。
たべのこしだとすぐに持ち物バレしてしまうので、半分回復木の実を持たせるという選択肢もありだなと思った。
【重いポケモン、構築】
・スカーフサザンドラ
こちらのメガ2体が上から縛られるのと、悪技が一貫しているのでかなり辛い。ランドロスやミミッキュでごまかす。
言うまでもなくしんどい。1900帯ではあまり当たらなかったので助かった。
技構成次第で崩壊する。
・トノラグ
スイクンで燃やすか燃やさないかのゲームを強いられる。
【最後に】
今シーズンの目標であった、2シーズン連続2000超えと最高レート更新を達成できたので、とても満足しています。対戦してくださった方はありがとうございました。次回作のウルトラサンムーンでもレートに潜りまくるつもりなので、これからもよろしくお願いいたします!